伊予西条駅の「䂖」スタンプ考
伊予西条駅には駅スタンプの他にこのような「䂖」スタンプがあります。

これは5年ほど前にはありましたが、見るからに石鎚神社の神紋またはそれに近い形のため、駅スタンプでとして作られたものではないとの認識です。
ただ、今でも石鎚山駅のスタンプのように扱われているところをいくつか見かけるため、改めて思うところを書きます。
その1:「䂖」スタンプの正体について
丸に石といえば石鎚神社の神紋であるとともに、信仰対象としての石鎚山を示すものであるため、石鎚神社の御朱印だけでなく、奥前神寺の御朱印や横峰寺の奥の院の御朱印にも使用されています。


また、石の異字体である䂖を記した神紋となると例は少ないのですが、石鎚神社の古い先達会符や、次に紹介するブログの奥前神寺の御朱印に使用されていました。
https://ameblo.jp/takeoff0104/entry-12393913339.html
奥前神寺でご納経するといただける御朱印が、ずばり伊予西条駅にある「䂖」スタンプと同じ形状です。
つまり、「䂖」スタンプは駅や観光向けではなく御朱印用に作られた「䂖」印であり、恐らくは奥前神寺用であったと推測します。
その2:「䂖」印が駅で押せるようになったタイミングについて
現在、伊予西条駅にはあるスタンプは、わたしの旅スタンプの1個、石槌山駅のDISCOVER JAPANのスタンプ1個、「䂖」印、期間限定のアンパンマン列車スタンプラリー用の4つです。
うち、石槌山駅のDISCOVER JAPANのスタンプは、かつては石鎚山駅駅前の難波江商店にあり、そこで押すことができたスタンプはDISCOVER JAPANのスタンプ2個でした(印影は2001年押印時)。


また、伊予西条駅ではわたしの旅スタンプの1個のみでした。(印影は1999年押印時)

いつしか難波江商店より駅スタンプがJRに返却され、伊予西条駅で保管されて、現在に至るのですが、その間に「䂖」印が追加され、DISCOVER JAPANの円形のほうは劣化により廃棄されています。
また、石鎚山駅の改札窓口には、「石鎚山駅の駅スタンプは伊予西条駅にある」旨の掲示されれていますが、そこにはDISCOVER JAPANのスタンプ2個と「石」印の印影が描かれています。
このことから、「䂖」印を押せるようになったのは、難波江商店よりスタンプがJRに返却された後と推測します。
その3:「䂖」印が一商店にあった経緯について
恐らく、難波江商店のご主人が石鎚神社か、石鎚山系の修験道にご縁のある方だったので古くなった「䂖」印を譲り受けたのだと推測します。
以上の推測から、「䂖」印は次のような流れで、現在は伊予西条駅にあると推測します。
① 「䂖」印は御朱印用に作られた(多分、奥前神寺)。
② 難波江商店のご主人(おじいさん)がお寺か神社にご縁のある方のため、「䂖」印を所有していた。
③ 難波江商店より駅スタンプをJRに返却する際に、店のおばあさんが店にあったスタンプ状のもの全てを駅スタンプとして、JRに返却した。
④ JR側はそれら一式を駅スタンプと説明を受けたため、「䂖」印も石鎚山駅のスタンプとして扱い、伊予西条駅に保管した。

これは5年ほど前にはありましたが、見るからに石鎚神社の神紋またはそれに近い形のため、駅スタンプでとして作られたものではないとの認識です。
ただ、今でも石鎚山駅のスタンプのように扱われているところをいくつか見かけるため、改めて思うところを書きます。
その1:「䂖」スタンプの正体について
丸に石といえば石鎚神社の神紋であるとともに、信仰対象としての石鎚山を示すものであるため、石鎚神社の御朱印だけでなく、奥前神寺の御朱印や横峰寺の奥の院の御朱印にも使用されています。


また、石の異字体である䂖を記した神紋となると例は少ないのですが、石鎚神社の古い先達会符や、次に紹介するブログの奥前神寺の御朱印に使用されていました。
https://ameblo.jp/takeoff0104/entry-12393913339.html
奥前神寺でご納経するといただける御朱印が、ずばり伊予西条駅にある「䂖」スタンプと同じ形状です。
つまり、「䂖」スタンプは駅や観光向けではなく御朱印用に作られた「䂖」印であり、恐らくは奥前神寺用であったと推測します。
その2:「䂖」印が駅で押せるようになったタイミングについて
現在、伊予西条駅にはあるスタンプは、わたしの旅スタンプの1個、石槌山駅のDISCOVER JAPANのスタンプ1個、「䂖」印、期間限定のアンパンマン列車スタンプラリー用の4つです。
うち、石槌山駅のDISCOVER JAPANのスタンプは、かつては石鎚山駅駅前の難波江商店にあり、そこで押すことができたスタンプはDISCOVER JAPANのスタンプ2個でした(印影は2001年押印時)。


また、伊予西条駅ではわたしの旅スタンプの1個のみでした。(印影は1999年押印時)

いつしか難波江商店より駅スタンプがJRに返却され、伊予西条駅で保管されて、現在に至るのですが、その間に「䂖」印が追加され、DISCOVER JAPANの円形のほうは劣化により廃棄されています。
また、石鎚山駅の改札窓口には、「石鎚山駅の駅スタンプは伊予西条駅にある」旨の掲示されれていますが、そこにはDISCOVER JAPANのスタンプ2個と「石」印の印影が描かれています。
このことから、「䂖」印を押せるようになったのは、難波江商店よりスタンプがJRに返却された後と推測します。
その3:「䂖」印が一商店にあった経緯について
恐らく、難波江商店のご主人が石鎚神社か、石鎚山系の修験道にご縁のある方だったので古くなった「䂖」印を譲り受けたのだと推測します。
以上の推測から、「䂖」印は次のような流れで、現在は伊予西条駅にあると推測します。
① 「䂖」印は御朱印用に作られた(多分、奥前神寺)。
② 難波江商店のご主人(おじいさん)がお寺か神社にご縁のある方のため、「䂖」印を所有していた。
③ 難波江商店より駅スタンプをJRに返却する際に、店のおばあさんが店にあったスタンプ状のもの全てを駅スタンプとして、JRに返却した。
④ JR側はそれら一式を駅スタンプと説明を受けたため、「䂖」印も石鎚山駅のスタンプとして扱い、伊予西条駅に保管した。
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